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小沢代表、読売記者とバトル「私に取材ない」
11月7日18時10分配信 産経新聞

 小沢一郎・民主党代表がメディアからの批判に対し「中傷報道だ」と述べた問題で、小沢氏が7日夕に開いた辞任表明撤回の記者会見の席上、読売新聞の記者の質問に対し小沢氏が反論するなど、メディアとの“バトル”が繰り広げられる一幕があった。
 会見が始まってしばらく経過したころ、読売新聞の記者が質問に立った。
 「代表は4日の辞任表明会見で『連立構想について根拠のある報道を』と発言したが、どこの報道がどう間違っているのか。党首会談に至った経緯について、わが社の報道は複数の情報源から取材した根拠のあるものだ」
 これに対し、小沢氏は「私には何の取材も取材の申し込みもありません。読売新聞の記事は『政府・与党』という表現だったかな? でも私の方には取材にきてないでしょ? 私の秘書なんかも全く取材を受けていない」と反論。「それは公平でないのではないか」と畳みかけた。
 その上で、「事実関係だが、私は政治家同士で内々に話したことを漏らしたことはないが、こういう状況ですので申し上げる」と前置きし、2カ月ほど前に自民党側から打診があったことを明かしたが、実名は一切出さずじまいだった。
 さらに、別の社の記者が「代表は4日の会見で、民主党内の分析とメディア批判を混同している。混乱を招かないためにも今後は取材に積極的に応じるべきだ」と追及すると、小沢氏は「私の不精や口べたで誤解を招いているとすれば反省し、応じていきたいと思う」と述べ、会見に先立つ同党両院議員懇談会での釈明と同様、「不精」や「口べた」を理由にかわした。
福田・小沢トップ会議、ベールに包まれる「3つの謎」
IZA 08:02更新

 福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表の党首会談をめぐり、「3つの謎」が取りざたされている。大連立構想や対テロ新法、恒久法制定に対する両者の言い分が食い違うのだ。2人だけの密室会談だけに、詳細はベールに包まれているが、今後の国会審議や政策協議にも影響を与えそうだ。

 最初の謎は、「大連立をどちらが持ちかけたか?」だ。

 首相は当初、「自分が提案した」と与党執行部に説明したが、与党幹部は「小沢氏が提案した」とリークした。

 「小沢首謀説」が大きく報じられたため、小沢氏は4日の記者会見で、「私が持ちかけたというのは事実無根。私を政治的に抹殺し、民主党のイメージをダウンさせることを意図した中傷だ」と怒りを爆発させた。

 これに対し、首相は5日昼、「まあ、阿吽(あうん)の呼吸という感じではないか」と記者団を煙に巻いた。

 首相も小沢氏も、先に大連立を持ちかけたとなれば、党内から厳しい批判を受けかねない。

 そもそも、今回の党首会談は「大連立構想」を掲げる読売新聞の渡辺恒雄グループ本社会長が仲介したとされる。両氏の胸中に「大連立」への意識があったとみられるが、真相はヤブの中だ。

 次に、「首相が『連立するなら対テロ新法案の成立にこだわらない』と言ったのか」も大きい。小沢氏が記者会見で説明したもので、事実なら、政府方針を180度転換したことになる。

 ところが、首相は5日、「1日も早く成立させ、給油活動に復帰するのがわれわれの考えだ。私はこだわっている」と否定。町村信孝官房長官も会見で「理解に苦しむ。成立させる意思がなければ、(党首会談を)やる意味がない」と語り、打ち消しに躍起だ。

 さらに、国際協力のため自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法をめぐり、「首相が『自衛隊の海外派遣は国連活動に限り、特定国への軍事作戦の支援はしない』との条件を受け入れたのか?」も看過できない。

 小沢氏の持論であり、やはり記者会見で明らかにした。本当ならば、日本の安保政策の大転換といえ、小沢氏が「それだけでも政策協議を開始するに値すると判断した」というのも理解できる。

 ただ、首相は「そういう風な話はした」としながらも、「国連決議が出て、何でもかんでもやるかはよく詰めなければいけない」「メモを取っているわけではないので、思いが違うこともある」などと語っている。

 政治評論家の小林吉弥氏は「立会人を置かない密室協議の危うさだ。連立が決裂しただけに、憶測も含めて『言った、言わない』の話が一人歩きを始める。首相と小沢氏の信頼関係にヒビが入るのは避けられない。今後、政策協議をするとしても、安保政策など重要な話題は難しいだろう」と語っている。
大連立影の「仕掛け人」 渡辺読売会長なのか
2007/11/ 7 J-CASTニュース

民主党の小沢一郎代表は突然の辞意表明から一転、正式に続投を表明した。この辞意表明のきっかけとなった首脳会談の「仕掛け人」だと言われているのが、読売新聞グループ本社の会長・主筆の渡辺恒雄氏だ。ここ数ヶ月の渡辺氏の言動を見ると、「大連立」への思いは、相当強いようなのだ。

社説で「大連立目指せ」との主張を強く展開

読売会長が「大連立」仕掛け人なのか 小沢代表は2007年11月7日、正式に辞意を撤回し、続投を表明。両院議員懇談会では、もう一度、この体にむち打って、次期衆院選に政治生命をかけて、全力で戦い抜く決意をした」などと述べ、「辞任騒動」に終止符を打ちたい考えだ。

この「騒動」の発端は、11月2日に行われた党首会談の席で、福田首相から小沢代表に「大連立」の提案があり、これを小沢代表が党に持ち帰るも受け入れられなかったことにある。この大連立構想の仕掛け人だとささやかれているのが、渡辺会長だ。

もっとも、渡辺会長自身は、「仕掛け人では?」という質問に対しては、

「野球のことは、おれは良く分からん。来年、また補強しないといけないね」(11月5日)
「新聞記者はね、君たちにそういうことを喋るもんじゃねーんだよ。職業が違う。そういうことは政治家に聞けよ」(11月6日)
と、一貫してはぐらかし続けている。だが、その直前の発言からは、大連立構想への思いがにじみ出ているのだ。

発言が行われたのは、11月4日朝にTBS系で放送された「時事放談」。渡辺氏の他には、同氏の数十年来の盟友とも言われる、中曽根康弘・元総理大臣がいた。いみじくも、収録は、党首会談が行われた11月2日だ。渡辺会長は、「仕掛け人説」については、相変わらず

「知りませんねぇ」
と、とぼけながらも、8月16日の読売新聞社説で「大連立目指せ」との主張を強く展開、賛否両論が寄せられたことを紹介した。その中で「(大連立は)もう1選挙やってから」という声があったとして、こう反論した。

「でも待ってたらどうするんですか。この1ヶ月で法律が1本も通らない。下手すりゃこの状況が6年ないし9年続くんですよ。日本は完全に潰れますね」
「(大連立は)早けりゃ早いほどいい。明日でもいいんですけど。年内にでも大連立政権を作ってですね、それで懸案を合理的に進めていく、と」

「主筆は政治家を動かしていい」と中曽根氏
中曽根氏も、同調。

「小沢さんがこの際思い切ってね、『小沢本質』を出してね。国家的本位。『国のためにやらざるを得ん』、そういう態度で例えば大連立に思い切って踏み切る、と」
2人は「半身不随」という言葉を何回も使って現状の停滞ぶりを指摘、早期の事態打開を訴えた。

さらに中曽根氏は、「渡辺会長仕掛け人説」を示唆さえしている。

「政治家を動かすということを主筆はやっていいんですよ。それが天下を動かすジャーナリストの力」
11月5日にも、

「渡辺さんは大連立を組もうという考えで私どもと一致して…。彼は行動派ですからね。福田さんや小沢さんと個々によく会って、意見を打診したり勧めたりしたことはあると思う。かなり早い段階で、こういうことがあったと思いますね」
と、相当早くから両党首の「橋渡し」をしていた可能性を指摘している。

「スポーツニッポン」が11月6日に関係者の話として伝えたところによると、渡辺会長は11月6日に都内のホテルで行われたパーティーで、党首会談でのやり取りを明かしたという。

「小沢さんはいささか裸の王様になっていた」
「せっかく(大連立の)話がまとまっていながら、党に持ち帰ったら、1人も賛同者がいなかった」
小沢代表、結局続投…総意演出、亀裂は残った
11/06 23:16更新 SANKEI EXPRESS

 民主党の小沢一郎(おざわ・いちろう)代表(65)は6日午後3時過ぎ、東京駅に近いホテルの一室で、1時間あまりの会談を終えた民主党の羽田孜(はた・つとむ)元首相(72)、渡部恒三(わたなべ・こうぞう)前最高顧問(75)、石井一(はじめ)副代表(73)の3長老を、機嫌良さそうな笑顔でドアまで見送った。
 「初めて見たなあ。あんな丁重で謙虚な小沢は」
 渡部氏は目を見張った。長老3人は、いずれも続投論者。小沢氏とは自民党時代、ともに旧竹下派に所属して以来の仲だ。小沢氏はこの日朝、その3人に会談を呼びかけていた。
 「ひょっとして議員辞職するんじゃないか」
 渡部氏は不安を抱えてホテルを訪ねたが、小沢氏と話し合ううちにそんな不安は晴れ、「これは大丈夫だ。続投要請を受ける」と確信した。
 “独断専行”とも言われる小沢氏が「党をまとめて、政権交代をするにはどうしたらいいだろう」と切り出したのだ。3人は「つらいだろうが、説明責任を果たした方がいい」「党の大勢はあんたに代表を続けてほしいんだ」と口々に語った。
 「小沢はやる気まんまんだ」
 3人は、ほっとした表情で永田町に戻った。

 ■懸命の慰留工作
 菅直人(かん・なおと)代表代行(61)、輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長(71)、鳩山由紀夫(ゆきお)幹事長(60)ら執行部は6日も懸命の慰留工作を進めた。
 鳩山氏は朝、記者団に「長引くのは党にとってプラスではない。できれば今日中に決着させたい」と強調。その後の役員会で「続投していただけるものと受け止めている」と語った。
 焦点は、午後の衆参両院議員の当選回数別懇談会が荒れ模様になるかどうか。小沢氏と距離を置く前原誠司(まえはら・せいじ)副代表(45)グループの中核メンバーは「懇談会が(不満で)炎上するおそれがあるな」と冷ややかにみていた。実際、4日の会見で民主党の政権担当能力への不安まで語った小沢氏には、わだかまりを持つ議員も少なくない。
 これに対して小沢氏を支える中堅・若手議員らの「一新会」は5日夜から、小沢氏が円満に続投できるよう党内への働きかけを開始。事務局長代行の松木謙公(けんこう)衆院議員(48)は6日、事務所にこもって同僚議員に「(小沢氏を)激励してくださいよ」と電話をかけまくった。
 果たして、期別懇談会では小沢氏への不満の声が挙がった。
 「うやむやのうちに『帰りました』では政治不信の拡大に民主党が手を貸すことになる。国民にきちんと説明すべきだ」。前原グループに属する仙谷由人(せんごく・よしと)元幹事長代理(61)が声を荒らげた。枝野幸男(ゆきお)元政調会長(43)も「大連立は有権者への裏切りだ。反省の記者会見を開いてほしい」と語った。
 だが、多くの意見は「代表選にして党内に亀裂を走らせるのはよくない。参院選で爆発力を示した小沢さんに続投してもらうのがベストの選択だ」などの続投論だった。

 ■「大人になった」
仙谷、枝野両氏を含む不満の声のほとんどが執行部の慰留工作自体には反対しなかったこともあり、菅氏らは、続投が「党の総意」と確認できた、と総括し、6日夜、東京・赤坂の個人事務所に戻った小沢氏を訪ねて改めて続投を要請した。
 結局、小沢氏は続投の意向を表明した。小沢氏に振り回された民主党幹部は、自嘲(じちょう)気味にこう語った。
 「わが党も大人になったな。大学生から会社の課長くらいにはなったな。内心ではふざけるなと思っても、代表を続けてくれといえるようになったんだから」
小沢、結局続投
小沢代表続投「恥をさらすようだがもう一度頑張りたい」
11/06 21:13更新 IZA

 福田康夫首相(自民党総裁)との連立政権協議について党内から反対を受けて民主党代表を辞任する意向を表明していた小沢一郎氏(65)が続投することが6日夜、明らかになった。鳩山由紀夫民主党幹事長が明らかにした。
 小沢氏は同夜、鳩山氏らに「本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受け、もう一度頑張りたい」などと述べ、続投に意欲を示した。
 小沢氏は4日に会見し、2日に行われた首相との党首会談で連立政権に向けた協議を打診され、民主党役員会に諮ったが、「政権交代を目指すべき」などと反対されたことを理由に挙げて、党代表を辞任する考えを示していた。
 民主党は小沢氏の辞任表明後から、菅直人代表代行や鳩山幹事長ら党執行部が小沢氏に対して、辞意撤回を求めていた。
 民主党は6日午後、衆参両院議員を当選回数別に集めて意見交換会を開き、いずれも小沢氏の代表続投を求める声が大勢となった。




小沢代表、慰留受け続投 「恥さらすようだが、もう一度」
11月7日8時1分配信 産経新聞


 代表辞任の意向を表明していた民主党の小沢一郎代表(65)は6日夜、慰留を働きかけた同党の鳩山由紀夫幹事長らに対し「大変ご苦労をかけた。感謝している。本当に恥をさらすようだけど、皆さんの意向を受けてぜひもう一度がんばりたい」と述べ、党執行部の要請を受諾し、代表を続投する考えを表明した。鳩山氏が小沢氏との会談後、民主党本部で記者団に明らかにした。

 鳩山氏は、小沢氏が4日早朝に提出した辞職願を返却したことを明らかにし、自民党との大連立や連立に向けた政策協議について「もはや終わった話だ」と述べた。山岡賢次国対委員長も記者団に「それ(連立と政策協議)はまったくない」と指摘した。

 民主党は7日午後4時半から、小沢氏も出席して両院議員懇談会を開く。小沢氏は続いて記者会見を行い、続投を決めた経緯を説明する。ただ党内には、小沢氏の党運営や辞任表明の際の党批判に対する不満もくすぶっており、小沢氏がこれまで同様の求心力を保てるかどうかは不透明だ。

 小沢氏が求心力を高めるには「与党と厳しく対峙(たいじ)しながら、政策面で政権担当能力を示さなければならない」(小沢氏側近)ことになり、続投しても厳しい党運営を迫られる。

 福田康夫首相と小沢氏がいったん合意していた大連立構想は、続投を要請した民主党内の大半が否定的で、連立に向けた動きは止まりそうだ。

 ただ、党内には「いずれはまた連立を模索したりはしないか」との懸念も根強く残っている。

 また、小沢氏が「(福田首相は)安全保障政策で重大な転換を決断した」とし、党首会談の成果として挙げていた自衛隊の海外派遣のための恒久法の協議も頓挫する見通しだ。
<小沢代表辞意>すがる執行部 揺れる小沢氏
11月6日2時6分配信 毎日新聞

 小沢一郎代表の辞意表明で激震に見舞われた民主党で5日、あくまで慰留にこだわる執行部と、軟化の兆しをみせる小沢氏の間で妥協を探る動きが続いた。「政権担当能力がない」と党首から批判されながら、党の分裂回避に向け小沢氏懐柔に走る執行部。一方、連立協議への参加に必ずしもこだわらない姿勢を示したという小沢氏。展開次第では「自作自演」(民主党議員)とすら言われかねない有権者不在の迷走劇に、党内の混乱は拡大する一方だ。【須藤孝、田中成之】 


 ◆「壊し屋」の離党恐れ

 「小沢(一郎)代表をなんとか慰留したい。役員会の皆さんも了解していただきたい」−−。5日の役員会。鳩山由紀夫幹事長が切り出すと菅直人代表代行が「選挙も(小沢氏のもとで)がんばらないといけない」と加勢した。「一回辞めたと言ったのに戻ることを国民にどう説明するのか」との意見も出たが、慰留で一致した。5日夜、東京都内であった菅氏のグループの会合でも、菅氏が「みんなで応援すればやってくれる」と発言。小沢氏を慰留することで一致した。

 4日の記者会見で民主党を「政権担当能力が本当にあるのか、あらゆる面でまだ今一歩」と酷評した小沢氏に、執行部がかくもしがみつくのは、「壊し屋」という定評がある小沢氏が引き起こす混乱を恐れたためだ。

 党内ではすでに「小沢離党」による党分裂を想定した「参院から9人」「もしかしたら20人」との憶測が飛び交う。小沢氏が記者会見で民主党を激しく批判したことも「離党する布石」とも受け取られている。

 若手衆院議員は「小沢さんは今、離党する大義名分を探しているのではないか。こちらは慰留に努めて大義名分を与えないようにすれば、自然に静まるのではないか」と期待する。


 小沢氏が辞任した場合の後継代表問題が単純でないことも影響している。岡田克也元代表らの名が出ているが「選挙の顔」として小沢氏に匹敵するか不安がつきまとう。特に菅、鳩山両氏は「トロイカ体制(※)」を組んできた小沢氏と連携してきただけに、小沢氏が代表を去れば立場は厳しい。菅氏が暫定的に代表職を代行する案も党内にはあるが、新テロ対策特別措置法案の処理問題を控える今国会を党首不在で乗り切れるかは疑問視されている。

 小沢氏は新進党党首だった97年末に自ら新進党を解党に導いた。菅氏は以前から周囲に「民主党で一番怖い政治家は『小沢一郎』だ。しかし代表に据えておけば飛び出さない」と小沢氏の封じ込め戦略を語っていた。そのためにも代表に「縛り付けておく」必要があるという考えだ。党幹部は5日夜、小沢氏の慰留を確認する両院議員総会も検討する考えも示した。

 ◆「連立」主張から軟化

 5日午前、菅直人代表代行と会談した小沢一郎代表は「自分は連立にこだわったわけではない」と述べ、4日の記者会見で「あえて政権の一翼を担う」とした主張をトーンダウンした。連立への入り口としてこだわった「政策協議」にも触れなかったという。

 連立政権の意義を強調した4日の辞意会見とは裏腹に、この日は軟化のシグナルを示した小沢氏。自ら「不信任に等しい」と不満を示した役員会が一致して慰留を求め、小沢氏と距離を置く前原誠司前代表や岡田克也元代表らが参加する副代表会議でも同じ結論になり、最低限のメンツは立った。「心の整理」を理由に辞意撤回の要請を保留したことも「党の9割が慰留する形」(小沢氏に近い党幹部)を作り、党内に「待望論」を作ることで、大連立構想で強い反発を受けた失態を取り返す狙いとの見方が広がっている。安全保障などで自民との政策協議を開始すれば、事実上の連立協議に発展する可能性もある。

 ただ、小沢氏と距離を置く党幹部は5日「小沢さんは頭に血が上っていたが、落ち着いて状況が分かってきたんだろう」と分析する。

 執行部は小沢氏離党による党分裂を極端に警戒するが、自民党など与党には、むしろ冷ややかな空気が漂う。参院の現有勢力では自公両党の与党勢力は105議席で、過半数の122議席を確保するためにはあと17議席が必要。国民新党や新党日本と統一会派を組む民主党会派は119議席だが、小沢氏が離党したとしてカギとなる参院で小沢氏と行動を共にする参院議員は「10人を切る」という見方が大勢で、17人以上引き抜けるとの見方は少ない。大連立構想のパートナーの福田康夫首相も「今までの話は一応終わった」と突き放した。

 2大政党の党首という、またとない機会を失えば、再び政権に挑戦する機会が来るとは限らない。今回の大連立による「政権乗り込み」構想も、民主党の力を背景にして初めて可能な構想だ。

 とはいえ、あそこまで公言した辞意を撤回することは、小沢氏にとってもハードルは高い。このため、仮に翻意する場合はなお日数が必要との見方もある。

 ◆中堅・若手に動揺

 「このまま留任したら、茶番だ。世論の理解を得られない」

 大連立構想を役員会で否定され、辞意表明までした小沢一郎代表を慰留しようと奔走する党幹部を横目に中堅・若手議員からはこんな声が噴き出し始めている。中堅議員の一人は「辞めるといった人に、辞めないでとすがりついたら、個人崇拝のあやしい党だと思われても仕方ない」と嘆いた。執行部の慰留工作を洞窟(どうくつ)に隠れた天照大神を呼び戻す日本神話「天の岩戸」にたとえる議員までおり、混迷の度合いは深まっている。

 小沢氏が4日の記者会見で「力量不足」「次期衆院選勝利は大変厳しい」とこきおろしたことも反発を招いている。5日の左派系グループ「リベラルの会」では「自分の党を『力量不足』と言った代表にはついていけない。慰留して戻ってもらっても困る」との意見が出た。小沢氏支持の多い旧民社系グループでも「我々には『水面下の交渉はだめだ』と言っておきながら、自分は究極の水面下(の交渉)をやった」などの批判が相次いだ。

 執行部は小沢氏の慰留に躍起だが、菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長らの真剣な姿が映されるたび、中堅・若手議員らは「支持者から、他に人材がいないのかと思われ、党のマイナスイメージが広がる。地元の有権者にも説明のしようがない」と気をもんでいる。



トロイカ体制
トロイカ体制とは、1人の指導者に権限を集中せず、3人の指導者で組織を運営する集団指導体制のこと。もとはソ連でスターリンの死後、権力が一人に集中するのを防ぐために書記長を廃止し第一書記、最高会議幹部会議長(国家元首)、首相の3人に権限を分散させたことをさして使われた。名前の由来はロシアの3頭立ての馬橇であるトロイカ。
小沢代表辞意 「連立構想」拒否され…「もう疲れた」
11月5日17時9分配信 毎日新聞

 まだ薄暗い4日午前5時半、小沢一郎代表の側近、樋高剛・元衆院議員が名古屋市内に滞在していた鳩山由紀夫幹事長を訪ねた。
 「一身上の都合で辞任します」。いきなり辞職願を渡された鳩山氏は青ざめ、「受理できない。民主党は小沢さんのおかげでここまで来た。辞められては党が持たない」と辞任を拒絶した。
 鳩山氏はすぐさま新幹線で帰京し、東京都世田谷区深沢の小沢氏の私邸を訪ねた。しかし小沢氏は不在。赤坂の個人事務所にいた小沢氏をつかまえ、山岡賢次国対委員長と翻意を促した。
 午後4時に党本部で記者会見がセットされたが、党本部の代表室で説得が続いた。
 菅直人代表代行「小沢さんしか代表はいない」
 直嶋正行政調会長「衆院選を小沢さんにやってもらうのがみんなの気持ちだ」
 小沢氏「そんなに言ってもらえるなら、みんなに(進退を)預ける」
 小沢氏は会見での表現を「辞任する」から「同僚議員に進退を委ねる」に変えた。しかし、小沢氏は党に対して辛らつな言葉を浴びせた。「民主党は力量不足だ。政権担当能力があるのか」
 「連立構想」が党役員から拒否され、小沢氏は「おれはもう疲れた」と周囲に漏らしていた。同氏側近の西岡武夫参院議院運営委員長は「小沢さんは強いショックを受けた。辞任表明の引き金は、自分が指名した役員の造反だ」と語った。
 自民党の渡辺喜美行革担当相は記者団に小沢氏の辞意表明を「オセロゲーム」と表現した。参院選敗北、安倍晋三前首相の退陣で自民党に吹き荒れた逆風が、今度は追い風に変わるという例えだ。
 民主党内ではグループごとに小沢氏が離党した場合、何人を連れて出るか“票読み”が始まっている。連立構想でかやの外だった公明党の幹部も小沢氏の動向が気になってならない。
 記者が「15、16人連れて自民党に戻ってくれば『ねじれ』解消か」と問うと、「しっかり計算しろよ、17人だ」とすぐさま応じた。
 慰留を続ける民主党幹部は「連立入りが代表続投の条件になるのは絶対、駄目だ」と語った。
【関連】『憲法解釈首相が大転換』 小沢代表の質疑詳報
2007年11月5日 東京新聞朝刊

 小沢一郎民主党代表が辞任表明などに関する文書を読み上げた後の質疑は次の通り。

 記者 今後、議員を続けるか、離党するか。
 小沢氏 離党するとは今言っていない。今後の政治活動については、これからゆっくり考えたい。

 記者 大連立についての具体的なイメージは。
 小沢氏 連立というのは、皆さんご承知の連立。衆参両院で過半数あれば連立する必要はない。自民党も参院で過半数割れしたから、われわれに申し入れた。

 記者 辞任を決意したのはいつか。
 小沢氏 辞職願を出そうと考えたのは昨日(三日)だ。一議員となっても次の衆院選に全力投球する決意は変わらない。

 記者 自民党との連立に国民の理解は得られるか。
 小沢氏 国民に約束した政策が、協議によって現実のものになるならば大変いいことだ。

 記者 民主党のどこが力量不足か。辞任表明は有権者への裏切りではないか。
 小沢氏 力量不足というのは、政権担当能力が本当にあるかどうか。あらゆる面で、いま一歩という感じだ。(辞任表明は)国民に申し訳なく思う。

 記者 二日の役員会で反対が出ることを予想していなかったのか。
 小沢氏 特別な思惑を持って諮ったわけではない。国連の活動以外は、自衛隊を海外に派遣しないということは、今までの政府方針の大転換であると同時に、憲法解釈の大転換だ。私が年来主張してきたことだ。私個人としては、この大転換を福田康夫首相が認めた一事をもってしても、政策協議に入ることはいいと思った。

 記者 辞任しても民主党は連立を組むべきか。
 小沢氏 辞職願を出した自分が、あとのことについてどうこう言うことはない。執行部はじめ、皆で判断することだ。
小沢氏は真実を語れ
 実に理解に苦しむ発言である。

 民主党の小沢代表は4日の記者会見で、辞任表明に続けて報道機関への批判を展開した。「私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が自民、民主両党の連立を持ちかけた」などの報道は「全くの事実無根だ」というのだ。

 党首会談は小沢氏の方から持ちかけたもので、「大連立」構想も小沢氏の提案だった、といった点は読売新聞も報道した。小沢氏の批判がこれを指すのであれば、「事実無根」などと批判されるいわれは全くない。

 いずれも首相周辺をはじめ多くの関係者が証言しており、確実な裏付けを取ったうえでの報道だ。

 小沢氏は「どの報道機関からも取材を受けたことはない」とも反論している。しかし、「大連立」について、小沢氏は「考えていない」と記者団に答えていた。党首会談後も、そのやり取りをほとんど明らかにしようとしなかった。

 報道内容を否定しなければ、小沢氏の党内での立場が苦しくなるという事情があるのだろうか。それにしても、「(報道機関は)政府・自民党の情報を垂れ流し、自ら世論操作の一翼を担っている」「明白な誹謗(ひぼう)中傷」などという認識は、全くの誤りである。

 「ねじれ国会」で行き詰まった政治状況を打開するための「大連立」について、小沢氏は記者会見で「あえて民主党が政権の一翼を担い、参院選を通じて国民に約束した政策を実行」することが「民主党政権を実現する近道」とも強調した。その意義をもっと早く説明し、党内の理解を得る努力をしていれば、違った展開になったかもしれない。

 報道機関が「逸脱」しているというのなら、どこがどう逸脱しているのか、具体的に指摘すべきである。

 代表辞任を今回の政治的混乱に対する「けじめ」と小沢氏は語ったが、連立政権の意義と合わせて真実を自ら語ることこそが、本当の意味での「けじめ」になるのではないか。

(政治部長 赤座弘一)

(2007年11月5日1時35分 読売新聞)

小沢辞任への反応
「逆ギレ辞任だ」 民主党内からも批判の声
2007.11.4 20:11 MSN産経ニュース

 「民主党は力量不足」「次期総選挙での勝利は厳しい」−。民主党代表の辞任会見で4日、党への不満を次々とぶちまけた小沢一郎代表。会見後半は「捏造(ねつぞう)報道に厳重に抗議する」と語気を強めてマスコミを批判し、相変わらずの“豪腕ぶり”をみせつけた。一方、選挙区で集会や遊説に走り回っていた同党議員らにとって「代表辞任」の報は、まさに寝耳に水。若手議員らからは「逆ギレ辞任だ」「無責任」と批判の声が上がった。

 4日午後3時50分ごろ、小沢代表が乗った黒いワゴン車が、東京・永田町の民主党本部に到着。報道陣が見守るなか、口を真一文字に結んだ小沢代表が足早にエレベーターに乗り込んだ。

 記者会見が設定された午後4時に遅れること35分。紺色のスーツに茶のストライプのネクタイを締めた小沢代表が、党本部ビル5階の会見場に姿を現した。数多くのフラッシュを浴びても、表情一つ変えない。

 「政治的混乱が生じたけじめをつけたい」。100人を超える報道陣の前で、口を開いた小沢代表。用意した紙を淡々と読み上げ、時おり顔を上げ、正面をまっすぐに見据えた。

 「国民の生活が第一の政策を実現したい」「政権への参加は、政権交代可能な二大政党制の定着と矛盾しない」。会見では持論を展開。党の役員会で「大連立構想」が拒否されたことが腹に据えかねたのか、「民主党代表として選任した役員から不信任を受けたに等しい」と苦虫をかみつぶしたような表情できっぱりと言い切った。

 会見時間は25分。質問をしようと手をあげる記者がまだ10人近くいるにもかかわらず、会見を打ち切った。会見終了後、まっすぐに1階の駐車場へ向かい、党本部を後にした。


 一方、選挙回りをしていた最中にメールで小沢代表の辞意を知った同党の若手議員は「党員からは『このタイミングで辞めるのは許さない。民主党のためにならない』と怒りの声がほとんどだった」と打ち明ける。党やマスコミへの批判には「役員会の理解不足やマスコミの誤報には丁寧に説明すれば済むこと。これでは逆ギレだ」。

 また、同党のベテラン秘書は「とにかく、無責任だ」とあきれた様子で話した。


●政治評論家・森田実
「国民に選挙を通した政権交代を約束しながら、大連立という密室での取引はいけない。小沢氏は『けじめ』と繰り返したが、国民がこの公約違反を厳しく批判していることには気づいていないのではないか。さらに、福田首相との約束も守れずに党首として醜態をさらし、党議を経ない独断専行が党内にいろいろな憶測や疑心暗鬼を生み出した。(党役員会が連立協議をのまなかったのは)事実上の不信任であり辞職は当然と考える」


●政治評論家・有馬晴海
「首相から連立協議を打診され、自分だけで決めずに党に持ち帰ったわけだから問題はない。民主はまだまだ力不足。大連立で半分ぐらい大臣を取り、政権交代が可能な政党に成熟させるつもりだったはず。党に迷惑を掛けたから辞職したとしているが、自分のレベルにない党役員に対し『やってられない』というのが本音だろう。“壊し屋”の面が出た。民主には大打撃で次は勝てないだろう。選挙後には小沢さんが自民と小連立を組むこともあり得る」


●作家・高村薫
「大連立は、民主の公約が結果的に実現できればよかったかもしれないが、そうでなければ野合。だから反対した執行部の考え方も納得できる。だが、有権者にとっては、こういう形でぐらついている野党第一党の姿を見せつけられると幻滅させられる。発展途上、まだ若いという印象を持たざるを得ない。野党第一党がこんなダメージを受けたまま、総選挙を迎えることは、国にとっても有権者にとっても、いいことは何もない。笑っているのは自民だけだ」



小沢氏辞任表明、首相「コメントしない方がいい」
 福田首相は4日、民主党の小沢代表の辞任表明について、「この件について自分がコメントしない方がいい」との意向を示し、首相秘書官を通じて自民党の伊吹幹事長に伝えた。
(2007年11月4日22時46分 読売新聞)


共産・志位氏「民主党全体の責任」
 民主党の小沢代表の辞任表明について、共産党の志位委員長は4日午後、鳥取市内で記者団に「密室談合の形で連立政権という流れを進めようとした。その路線が大きく破綻(はたん)した。民主党全体の責任だ。二度と間違った道は取らないことが求められる」と語った。
(2007年11月4日22時18分 読売新聞)


小沢氏は党首失格 野党から批判相次ぐ2007年11月5日 東京新聞朝刊

 野党各党は四日、小沢一郎民主党代表の辞任表明について、「密室談合で連立協議という国民を裏切る行為をしたわけだから党首失格だ」(志位和夫共産党委員長)などと厳しく批判した。

 志位氏は鳥取市で記者団に「国民は民主党に『自公政治ノー』という民意を託していた。国民の前で堂々と議論を重ねていれば、こんな結果にならなかったのではないか。党全体の責任も問われる」と指摘した。

 社民党の福島瑞穂党首も党本部での記者会見で「野党が頑張るぞ、自民党を倒すぞというときに本当に残念でがっかりだ」と非難。「(小沢氏は)先の参院選で『逆転の夏』と言っていたのに『大政翼賛会の秋』となっていいのか。大連立の話が出たこと自体、民意を裏切っている」と不信感をあらわにした。

 国民新党の亀井久興幹事長は共同通信の取材に「国民は次の衆院選で政権交代を実現してほしいと思っていたはずだ。このような形での辞任は残念だ。一日も早く(党としての)対応を決めて、野党第一党としてリーダーシップを発揮してもらいたい」と述べた。



「無責任」「これからどうなる」 小沢氏辞意に疑問の声
2007.11.4 20:23 MSN産経ニュース

 小沢一郎民主党代表の突然の辞任表明に、各地の有権者からは「無責任」「理解できない」と批判が出る一方、政権交代を期待していた支持者からは、民主党の今後を心配する声も上がった。

 東京・銀座に買い物にきていた東京都台東区、無職、根岸誠さん(71)は「小沢さんは参院選で言ったことを実行せずに辞めるのは(有権者に対して)無責任だ」、千葉県柏市、無職、大登正太郎さん(66)も「菅(代表代行)も鳩山(幹事長)も役者が弱いから、これで民主党は政権が取れなくなる」と厳しく意見。

 茨城県牛久市、会社員、臼井克彦さん(44)は「やめなくてもよかったのでは。(代表を続けて)もうちょっと自民党を壊すところを見たかった」と残念がった。

 東京都江戸川区、主婦、若月里絵さん(32)は「安倍(晋三前首相)さんの辞任に比べれば、小沢さんの辞任は(連立失敗の責任を取った)けじめがついていると思う」と理解を示したが、大阪・ミナミを歩いていた大阪市の無職、木下拓二さん(56)は「ようやく参議院で過半数の議席を取ったばかりだったのに。理解できない」と首をひねった。

 小沢代表の地元、岩手県奥州市に住み、長年小沢氏を支持してきたスーパー従業員の女性(54)は「結果が何も出ていない中での辞任は残念だ」と無念そう。同市の主婦(53)は「党をつくっては壊してきた人。今回の辞任もそれと同じ流れ」と手厳しかった。

 7月の参院選で民主党に投票したという名古屋市西区の会社員、山本則幸さん(49)は「自民党に対抗してくれると期待していたのに。一体どこに投票すればいいのか」。

 福岡市の繁華街・天神では同市の小串洋一さん(58)が「混迷する政界の中で、別の政界再編成の考えも隠れているのでは」と推測していた。

「党まとめてほしかった」「辞任は当然」小沢氏に街の声
 観光で銀座に来ていた鹿児島市の無職、馬場行雄さん(73)は、海上自衛隊の給油活動を継続することに賛成の立場。「そもそも民主党の主張は現実的でなかった。国の行く末を考えたら連立政権で現実的な妥協点を探る必要がある」と話し、「小沢代表にはもっとねばり強く交渉し、党内をまとめてほしかった」と表情を曇らせた。
 東京都杉並区の介護福祉士、藤崎香南子さん(32)は「参院選では『自民党と対決して生活を大事にする』と主張した民主党に1票を投じた。半年もたたないうちにその自民党と手を結ぶというのは国民をバカにしている。辞任は当然だ」と言い切った。江戸川区の会社員、伊藤宏美さん(28)は「連立交渉も大事だと思うが、小沢さんは参院選の時に主張したように、もっと生活に目を向けるべきだった」とため息をついた。
(2007年11月4日22時30分 読売新聞)