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小沢氏会見詳報 《きっかけは「さる人」の呼び出し》
【小沢氏会見詳報】(1)きっかけは「さる人」の呼び出し
11月7日18時16分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表は7日、党本部で辞意撤回の記者会見を行い、福田首相との党首会談のきっかけは、2カ月ほど前に「さる人」に呼び出されたことだったと、仲介者の存在を認めた。

 小沢一郎代表「えー、先ほど、両院議員懇談会でお話し申し上げました。みなさんもお聞きになったことと思いますので、私の思いは、先ほどのごあいさつで申し上げたつもりでございますので、あとはみなさんから質問を受けたいと思います」

−−まず今回の慰留にあたって、執行部のほうから代表に大連立はしないという条件はあったんでしょうか。また、代表のほうから辞表の撤回にあたってなにかの条件はつけたのか。次の衆院選までの間に、自民党との連立を目指す考えはないと理解してよいか

小沢氏「まず、今回、私の辞意表明に対しまして、ここにおられます3人を中心に、党内のいろんなご意見を集約していただいて、翻意をうながしてくれた。そのご厚意に感銘をいたし、またあの日から、私のプライベートの会館、事務所のほうにも、連日、数百人の国民のみなさんからおしかり、激励のお話がありました。ということで今日になったわけでありますが、特別に、条件という、こうだということは私のほうからも党からも、そのような話はいたしておりません。ただ、連立問題についていえば、今日もお話申し上げたとおり、役員会でも、そのことは考えに入れずに、総選挙で頑張ると。今日の結論も、みんなの総意もそうでありますので、ひたすら総選挙に向け頑張っていこうということであります」

−−先日の記者会見で、連立構想を持ちかけた話について、小沢代表から持ちかけたなど事実無根の中傷報道がなされている、といわれた。そのことについて、われわれは根拠のある取材にもとづいてやっている。発言の撤回をしていただきたい。具体的に、どこの報道がどう間違っているのか。間違いがあるのなら、小沢代表自身の口から、党首会談の経緯、内容について明らかにしていただきたいと思います。小沢代表から持ちかけたということは複数の情報源から取材したこと。具体的に小沢代表から事実を話していただきたい

小沢氏「まず先日申し上げたことでいえば、私は当事者の一方のはずですが、私には何の取材も、また取材の申し込みすらありませんでした。ですから読売新聞の記事は、政府与党と使っておったと、かのように関係者から聞いている。今、そういったかな?政府与党複数の関係者から」

−−複数の情報源から

小沢氏「だけど、私ども、民主党のほうは含んでいないでしょ? 私は一度も取材を受けたこともありませんし、私の秘書もまったく取材の申し込みも受けたことはないと、それはちょっと、公平ではないのではないかという意味で申し上げた。それから、事実関係について申し上げます。今まで私は、内々、政治家同士でも何でも、内々で話したことについてはいっさい外部に漏らしたことはありません。しかし、こと、こういうことでありますので申し上げますと、2カ月、正確な期日、調べればわかりますが、2カ月前後前だったと思います。さる人から呼び出しをいただき、食事を共にしながらお話をうかがいました。その内容は、もちろん、お国のため大連立を、というたぐいの話でありました」
「私も、大連立に対しての会話を別にして、私が申し上げたのは、われわれ民主党は、参院選でみんなで力を合わせて、大きな、国民のみなさんから議席をいただいたと。衆議院もみんなと力を合わせてがんばろう。勝てると。こういう雰囲気のなかで前途がありますと、いうことが1点。それから、そういうたぐいの話(大連立)は、現実に政権を担っている人が判断することであって、私どものほうからとやかく言う話ではありませんと。その2点、申し上げました。それから、しばらくしましてから、先月、半ば以降だったと思いますが、また連絡がありまして、福田総理もぜひそうしたいと、いう考えだと。ついては福田総理の代理の人と会ってくれと。いう話がありました」
「そこで、私もとにかく、むげにお断りできる相手の方でもありませんでしたので。最初に私を呼んでくれた人ですよ。じゃ、参りますといって指定された場所に行きました。そして私は、ほんとに総理はそんなことを考えておるのかと質問をしました。総理も、ぜひ連立をしたいということだと。だから、あなたも本気ですかと。総理の代理という方に。あんたも本気なのかと、いう質問をしましたら、おれも本気だと、いう話がありました。いずれにしろ、総理がそういうお考えであるならば、どちらにしろ総理のほうから、直接お話を伺わなければ、というのが筋ではないでしょうかと返しました。そして、あの党首会談の申し入れとなったというのが、事実でございまして、それが誰であるとか、どこであったかとか、私の口からここで申し上げませんけれども、それが事実であり、経過であります」

「張りつめていた気力が途切れ、ぷっつん」小沢氏会見の詳報(2)
11月7日19時4分配信 産経新聞

 民主党の小沢代表は7日の会見で、「張りつめていた気力が途切れ、ぷっつんしたというか、そういう精神状態になった」と述べ、2日の辞任表明会見当時の心境を告白した。

−−4日の記者会見のことだが、辞任の意向を表明された会見で、小沢代表は混乱を招いたけじめをつけるとおっしゃって、役員から不信任を受けたとおっしゃった。今回続投するにあたり、役員からの不信任は解消されたのか。けじめをつけるとまでおっしゃって辞任の会見をされた。前回の会見は軽率だったと思うか

小沢一郎代表「あのー、私は昨年、代表に就任して以来、心身ともに、ひたすら7月29日の参院選に向けて、自分の限界まで頑張ってきたつもりでございます。その意味では、体も精神面も、かなりくたびれておりました。しかしながら、やはり最後の衆院選で勝たないことには。私の(自民党)離党以来、14、5年、その前からの持論でありますけれども、私の政治家としての政権交代可能な議会制民主主義、本当の議会制民主主義を日本に定着させたい、という、この思いを実現するためにはもうひと踏ん張り頑張らなきゃだめだと、そういう思いで自分の体、それから気持ちにむちを打って頑張ってきたつもりなんですけれども、ちょっと先般のことで私の不徳の致すところから、大変ないろんな報道となり、党に、みんなに迷惑をかけた。その思いが非常に強くて、自分の気力を張りつめて頑張っていた気力がいわば、途切れたというか、ぷっつんしたというか、そういう精神状態に陥りまして、もうこれ以上、自分が表に立っていれば、さらに一層、そういった中で党に迷惑をかける。国民のみなさんの不信を買うという思いで、まず自分がもうけじめをつけなきゃというのが私の気持ちをいっぱいにしたということであります」
「ただ、その後は、この3人の今おられるみなさん、そして党の同僚のみなさん、そして何よりも、さっきも申し上げましたが、それ以来、毎日、会館、そして私の個人事務所に数百人の方々から、おしかりやら、お励ましやら、そういうものをいただいた。それとあいまって、今まで十数年の苦労を無にするのか、また、一生懸命支持してきたのをお前は、それを、その仕事を捨てて、辞めちゃうのかという話がありまして、私も非常にその点については忸怩(じくじ)たる思い、複雑な思いでおりましたけれども、党内みなさんの大多数の人がとにかく総選挙勝つまでお前やれというご意見でございましたので、まだ完全に戦いのペースに気持ちが戻ったわけではありませんけれども、なんとか、じゃあ、やってみようかという気持ちできょうに臨んだということでございます」


【小沢氏会見詳報】(3)「言葉足らずだった」
18:50更新

 小沢氏は7日の記者会見で、「民主党には政権担当能力がない」との趣旨の自らの発言について「言葉足らずだった」と釈明した。

−−先日の会見で「メディアも『民主党は政権担当能力があるのか』と報じている。まったく事実無根の政治報道がされては民主党にマイナスだ」と述べているが、民主党内の分析とメディア批判を混同しないためにも、取材に積極的に応じるべきでは?

 小沢一郎民主党代表「私の無精や口下手やいろんなことで誤解を招いている点があるとすれば、それは反省し、できる限り分かりやすく、丁寧にいろんな場面に応じていきたいと思います。今挙げられた2つの言葉ですが、力量不足というのは、政権を担当するうんぬんという話ではありませんで、私は選挙でまだ自民党に絶対勝てるというところに至ってないという話を私は意味してしゃべったつもりでございます」
「それから『政権担当能力がない』と言ったというふうに誤解されておりますが、そう言ったのではなくて、こうこう、こういう1つの手法として、実際にわれわれの主張を現実の行政の中に実現してみせればという前提のもとで、今まで自民党はだめだけども、しかし民主党も政権担当能力があるのかという批判を各方面からいただいているという言い方をしているはずでございます」
「実際に、例えば年金の問題でも、農業の問題でも、子育ての問題でも、仮に現実にそれができたとすれば、それはもう誰も『政権担当能力ないんじゃないか』なんて言う人はいなくなるんじゃないかという意味で、私は申し上げたわけで、それがまた言葉足らずで誤解を生じたとすれば、大変私の反省をしなくてはいけない。そう思っております」

−−給油継続について、新法の修正協議には応じるのか。今後党首会談の要請に応じるか。

 「(新テロ対策)特措法につきましては、これは前から申し上げてますが、金の問題であれば、足して2で割るという手法も通じるんですが、基本的な考え方の違いですので、そういう手法は通じないと、そう思っています。今、幹事長からもお聞きしましたが、NC(次の内閣)でも反対ということで改めて決定したと聞いております。それから、私は先ほどの党首会談にも関連しますが、一国の総理、日本国の総理から『話をしたい』といわれて、『あんたとは話さない』というのは、それは筋道がおかしいという考えをもともと持っておりましたし、そういう意味でこの間も会談に応じたんですけれども、それがまた誤解のもとになっては困りますので、そのときは、明確に中身や何かを役員会や皆さんに検討してもらった上で、応じるか応じないかを決めなくてはいけないだろうというふうに思っております。基本的には、特別、今後、党首会談をやるようなことにはならないんじゃないかと思います」


【小沢氏会見詳報】(4)完「仲介者の名前はいえない」
18:51更新

 小沢氏の7日の記者会見では、党首会談の仲介者を小沢氏が明かすかどうかが焦点となったが、小沢氏は「申し上げられない」と拒否した。

−−党首会談、連立構想についてうかがう。仲介役は読売新聞社の渡辺恒雄主筆か。また、4日に代表が発表した報道への厳重な抗議だが、まったく事実に反するとも言い切れないし、抗議の中の「私を政治的に抹殺し、明白な誹謗(ひぼう)中傷報道だ」というのはまったく違うと思うが、抗議を撤回する考えはあるか

 「まず具体的な(仲介者の)名前についてまでは、私の口からは申し上げることはできません。控えさせていただきたいと思います。それから、私から持ちかけ、私から積極的に、主体的に党首会談、連立の話をしたかのような報道は、その意味においては全く事実に反しますので、その点について撤回する意志はありません。しかし、もしその他のことにつきまして、私の言葉、言い回しが過ぎていたとするならば、その部分を撤回致します」

−−大連立について、2カ月ほど前から水面下で話し合いがあったかのような説明だったが、1日の宇都宮市での会見では大連立について「今そういうことは考えていない」と明言した。整合性は。一部報道で党首会談の席上で閣僚名簿が出され、小沢氏が副総理に就くということが報道されたが事実関係は

小沢氏「水面下で話し合いがなされていたと表現されますと、何か私も主体的に加わっているように聞こえますので、その点はちょっと言葉遣いは気をつけてお願いしたいと思いますが、私は(会談相手が)『あなたとはお会いできません』というたぐいの方ではないので、お呼びいただいてお会い致しました。相手方は『大連立しかない。国のためだ』ということを熱っぽく、その意味においては真実そう思ってお話しされたんだと思います。私は、『うちの方はとにかく参院選も勝って勢いづいて、元気づいてもう衆院選に勝つんだという雰囲気でございます』と、1点は。もう1つは『政権を運営するのが大変になって、たぶんやるとしたら政権側の話で、私どもが連立うんぬんなどということを言う立場でも何でもありません』と、その2点で私は申し上げたということでございます」

−−二大政党制を掲げる小沢氏が、党首会談の場でなぜ選挙を経ない大連立を否定しなかったのか

小沢氏「(党首会談での話題が)まずはテロ対策特別措置法の話から入りましたので、その中で、安全保障政策、平和貢献のことについて首相が今までの政府の考えを180度転換する、憲法解釈を180度転換するということをその場で確約を致しました。もちろん、首相にとっては連立が前提ということだと思います」
「ですから、私は政治は、国民のためにいいことをやるというのが最終目標ですから、基本的な考え、たとえば年金でも農業でも、基本的考えは(自民党も民主党も)まったく違うんですね。違うにもかかわらず、もし、われわれの主張が実行できるならば、それも1つの方法ではないかと。だから、それは、政策協議をするということは、それはいいんじゃないかということを役員会に諮ったのだが、『いや、そういう方法はよくない』ということだったので、やめたということで、自分たちの国民のための政策が実行できる、そしてそれを実行すれば民主党の政権担当能力も証明されるわけなので、私はそれも1つの政権を取る、衆院選に勝つ、そして勝つことによって政権交代をして二大政党制というのが可能になるので、それも1つの方法かな、そのための政策協議もやってもいいかなと思ったということです」
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